乃木坂46を一日一曲語る 10日目『水玉模様』
はい、どうも。「まじめにふまじめ」をモットーにやってます、いたがきです。
乃木坂46を一日一曲語る。10日目は『水玉模様』です。
(2020年4月30日追記)この記事を加筆修正してnoteに投稿しました。今後はnoteにて投稿を続けますので、よろしければフォローお願いします。
今日のこばなし-早めのネタバラシ-
このブログ、最初はただ楽曲に対する自分の感想や解釈を語るものでした。そのまま続けても僕の欲求はそれなりに満たされたのかもしれませんが、やっぱり読んでもらわないと意味がないなと思いました。なるべく読み手の目線に立って考えた結果、「曲の基本情報」と「曲を語る」の二部構成にすることにしました。
しかし、僕には音楽的な知識がほとんどありません。なので先に言っときます、『〇〇』ってどんな曲?の部分は以下のサイトやブログをかなり参考にさせていただいております。
他にも楽曲解説的な記事をなるべく読んで客観的な事実を抽出するようにしています。その上で『〇〇』を語るのパートでは独自視点を入れつつ、たま~に話が飛躍しつつ、思いのままに綴っています。
そこんとこだけ御理解ください。
『水玉模様』ってどんな曲?
『水玉模様』は2012年5月2日にリリースされた2ndシングル『おいでシャンプー』のType-Bに収録されています。乃木坂46初のソロ曲です。
生駒ちゃん唯一のソロ曲
生駒ちゃん(生駒里奈)にとって唯一のソロ曲です。いやまあソロ曲がもらえるってのはそれだけでスゴイことですけどね。
【参考】乃木坂46選抜センター回数とソロ曲数のランキング
曲調
生駒ちゃんの素材感をフルに引き出したバラードです。途中で「語り」が入るのも特徴のひとつです。
MV(ミュージック・ビデオ)
監督の丸山健志が秋元康と打ち合わせの結果、大林宣彦監督の尾道三部作イメージでやろうということになり、異国情緒あふれる長崎県内で撮影されました。*1
少女時代の自分との決別をテーマに故郷を離れ、都会へと旅立つ姿を描いたストーリーになっており、里奈役と里子役の一人二役を生駒ちゃんが務めています。
時をかける少女
『水玉模様』はMVだけでなく、楽曲の世界観も尾道三部作の二作目『時をかける少女』(1983年公開の実写映画)や、主演の原田知世が歌う同名の主題歌の世界観を彷彿とさせるという意見もあります。
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ちなみに僕は映画は見たことないですが、曲の『時をかける少女』は好きです。原田知世といえば最近は『あなたの番です』が話題ですよね。
『水玉模様』を語る
生駒里奈という存在
何を隠そう、僕は乃木坂46のソロ曲の中で『水玉模様』が一番好きです。
生駒ちゃんは、デビューしてからソロ曲を歌うまでのスパンがめっちゃ短いんです。
何が言いたいか。それだけの人気があったとか、運営からプッシュされていたとかいうことを言いたいんじゃないんです。
僕は絶対に「今、これを生駒に歌わせたい!」ていう欲望が秋元康にあったんだと思います。
幼い表情ではしゃいでいたかと思えば、凛としてど真ん中に立っている。ピュアだけど、どこか反抗的な部分もある。未完成がゆえに両極に振れる、大人と子供の間で揺れる16歳の生駒里奈の存在自体が、青春そのものです。
そんな生駒ちゃんの魅力を閉じ込めた真空パックすなわち『水玉模様』という曲は、それこそ『時をかける少女』や『木綿のハンカチーフ』に匹敵する、時代を越えて愛される曲だと僕は思ってます。
というわけでここからは『水玉模様』の魅力を、僕が勝手に「新旧・清純田舎娘対決」だと思っている『木綿のハンカチーフ』に絡めつつ語っていきます。
『木綿のハンカチーフ』対『水玉模様』
重ねて申し上げます、僕にとってこの2曲は「新旧・純情田舎娘対決」という位置づけです。 とは言っても別に勝ち負けを決めようってわけではありません。
太田裕美の『木綿のハンカチーフ』は作詞家の松本隆と作曲家の筒美京平という日本歌謡界のゴールデンコンビが手掛けた1975年の大ヒット曲です。恋人を故郷に残して上京した青年とその帰りを待つ彼女の、少しずつ心がすれ違っていく様子を、男女の手紙のように男言葉と女言葉で交互に歌った斬新な歌詞が素晴らしい曲です。太田裕美の透き通った声も魅力的です。
それはそれは名曲なので、歌詞をじっくり見ながらフルで聴くことをおすすめします!
そうです、この2曲はどちらも都会へ行った男と地元に残った女がテーマです。そして『木綿のハンカチーフ』は圧倒的にヒット曲です。これは僕の妄想なんですが、『水玉模様』は秋元康が、「うちに生駒って子がいてね。曲作ったんだけど、どうよ?」と『木綿のハンカチーフ』を作ったゴールデンコンビに叩きつけた挑戦状な気がするんです。だから対決なんです。
さて、突然ですが、僕の脳内で生駒里奈と太田裕美に入れ替わってもらいました。
太田裕美が『水玉模様』を歌ったら
太田裕美の声が素直すぎて、歌詞の言葉が全て表の感情になってしまいます。つまり、若干ツンデレっぽい『水玉模様』の歌詞と太田裕美の声の調和が取れないということです。極端に言うと曲が成立しません。
生駒里奈が『木綿のハンカチーフ』を歌ったら
生駒ちゃんの舌っ足らずな感じは太田裕美と似ていたりするんですが、生駒ちゃんの方が幼くて(いい意味で)不安定な声です。ただその声で『木綿のハンカチーフ』を歌うと単純に無知なお子ちゃま感が出てしまい、本家の優しく包み込むような印象が無くなってしまいます。ひとことで言うと、童謡になります。
どちらも絶妙なバランスで成り立っている曲であるということが僕の脳内でわかりました。
まだ喋りたいけど、ちょいと疲れました。これがアリかナシかはわかりませんが後日、内容を継ぎ足します。
おわりに
映画『時をかける少女』が見たくなりました。
「なんか訳わかんないこと言ってるヤツがいるぞ」でも「なんかコイツ面白くない?」でもいいのでぜひこの記事をSNSでシェアしてください!切なる願いです。
では、また明日。 stay tuned!