乃木坂46を一日一曲語る 1日目『ぐるぐるカーテン』
はい、どうも。「まじめにふまじめ」をモットーにやってます、いたがきです。
乃木坂46を一日一曲語る。1日目は『ぐるぐるカーテン』です。
(2020年4月19日追記)この記事を加筆修正してnoteに投稿しました。今後はnoteにて投稿を続けますので、よろしければフォローお願いします。
今日のこばなし-2番目の話-
次回の #乃木坂工事中 は…
— 乃木坂工事中 (@nogikmax) 2019年6月9日
今こそ!2期生の個性を再発掘SP!
2期生の知られざる苦労や…気づいていない魅力…さらに意外な一面を掘り下げる🙋🏻♀️✨✨
乃木中の二期生企画を見ていてふと思ったんですが、「二期生推し」って面白い概念ですよね。二期生の顔面偏差値が高いのは周知の事実です。が、それ以上に彼女たちを「二期生」のくくりで推す理由は、二期生に対しての運営の良いとは言えない待遇に引っかかるものがあって、自分が代わりにこの子たちを支えなくちゃという心理が働いたからなのかなと思います。「二期生推し」は正義感が強い説ある。
それにしても、さんざん二期生の切ないエピソードを出した後に四期生の『4番目の光』を持ってくるという構成は、「2番目の闇」をネタにしようとしている運営の手のひら返しのようにも思えてしまいます。まあ当事者たちが笑い話にできるなら、それでいいんですけど。
『ぐるぐるカーテン』ってどんな曲?
『ぐるぐるカーテン』は2012年2月22日にリリースされた1stシングルの表題曲です。
乃木坂46の記念すべきデビューシングルです。クイズ王の古川洋平*1がカラオケでこの曲を歌って100点を連発する動画を見たことがない人はいないでしょう、たぶん。
センターは生駒ちゃん(生駒里奈)、歌唱メンバーは生田絵梨花、生駒里奈、市來玲奈、井上小百合、川村真洋、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中田花奈 、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、星野みなみ、松村沙友理の16名です。(太字が七福神メンバー*2)
MVはこちら
『ぐるぐるカーテン』を語る
この曲の歌詞で2つほど引っかかる箇所があります。1つ目はCメロ。
開いた窓
吹き込んだ風が
胸の奥のカーテン
恋の妄想
膨らませてる
-出典:『ぐるぐるカーテン』/作詞:秋元 康 作曲:黒須 克彦
「吹き込んだ風」が「胸の奥のカーテン」? これだとなんか変。僕の解釈は、「胸の奥のカーテン」=「恋の妄想」です。風が吹き込んで教室の方にふわ~と膨らんでくるカーテンのように、私も胸の中で恋の妄想を膨らませているという感じです。
2つ目は、二番のサビ前の「誰かと誰か」です。これはけっこう難題でした。2パターンの解釈をご紹介しますが、解釈というより妄想に近いです(笑)
- 一人はカーテンの中で泣いていて、もう一人はその子をカーテンの外から抱きしめている。残念ながら「涙を拭ったり」の歌詞には合わないんですが、一見するとお互いに顔は見えない「誰か」と「誰か」なんだけど、実は二人は心で会話をしているということです。「心に近づいて」と「誰かと誰か」を対比させているという解釈です。
- 「誰かと誰か」は教室にいる男子の目線。この曲の一人称は〈私〉すなわちカーテンの中の女の子です。しかしながら、僕がこの曲を聴いて思い描く風景は、【穏やかに日が差し込む教室の窓際でカーテンにくるまって女の子二人が楽しそうにしている】という青春の何気ない1ページです。ようするに、視点は教室の中でありカーテンの外であるということです。なんでこんな現象が起きるのでしょうか?ずばり!『ぐるぐるカーテン』は男子がカーテンの中の絶対不可侵な理想郷を想像しながら歌っている歌だからです!!(※あくまで個人の見解ですが) そうなると「誰かと誰か」は女の子たちがイノセントにたわむれているであろうカーテンを眺めて、耳をそばだてている男子の目線ということになりますね。え、なんかキモいって?でもこれ、アイドルとファンの関係性に似てるところがあると思いますよ。
最後に僕が一番言いたいこと。「トゥルトゥル」っていうコーラスは誰が歌ってるんでしょうか?知っている方はコメントお願いします。
おわりに
考え疲れたので、ふざけて終わります。聞いてください、『ぐるぐるハーデン』
コメントもお待ちしてます。
では、また明日。stay tuned!
*1:クイズ王として数多くの番組で活躍。現在はクイズ作家の仕事もしている。クイズはもちろんバラエティ能力の高さにも定評があり『乃木どこ』『乃木中』でも彼の出演した回はだいたい面白い。『吉本坂46が売れるまでの全記録』シーズン1では東野幸治、松村沙友理とともにレギュラーMCを務め、3人の掛け合い目当てで番組を観ている人もいた、と思う。推しは堀未央奈。
*2:乃木坂46運営委員会(運営)は、レッスンの成果や公式サイトの反響などを総合して、全メンバーの中から選抜メンバーを決定する。さらに、運営は、「選抜メンバーの中の選抜メンバー」として福神を決定する。「福神」は、主にシングル発表ごとに選ばれ、表題曲のフォーメーション(並び順)の前列・中列を占める。当初は7人だったため乃木坂七福神と呼ばれていたが、4thシングル以降は人数が変動するようになったため、現在では単に「福神(メンバー)」と呼ばれている。このように、乃木坂46の「福神」はシングルごとに選ばれる点と、運営が正式に発表している点で、AKB48の「神7」とは異なる。
あなたの知らない秋元康のエピソード2選
はい、どうも。「まじめにふまじめ」をモットーにやってます、いたがきです。
はじめに
秋元康って知ってます?
そうですね、僕の世代からするとAKB48や乃木坂46のプロデューサーっていうイメージだと思います。
ところが、僕の父の世代からすると秋元康といえば放送作家。一緒に出てくる名前はとんねるずとかおニャン子クラブです。ジェネレーションギャップ(笑)
さらには作詞家として美空ひばりの名曲『川の流れのように』を手掛けたりもしています。
秋元康って、結局何者なんだ!?とりあえず彼の来歴を調べてみました。そしたらね。。。
これがめちゃくちゃ面白い!!
一流の人には総じて物語があるものです。まあ話すと長いんで気になった方はwikiってみてね。
今回はその中で僕が特に好きなエピソードを2つほど紹介します。秋元康と鈴木おさむ(放送作家。森三中、大島美幸の旦那)の共著『天職』で語られている話も織り交ぜていきたいなと思います。
秋元康のエピソード2選
小学生の頃から官僚になりたかった。
ときは受験戦争が言われ始めた頃、目黒区の小学校に通っていたやすし少年は現在の西東京市に引っ越します。やすし少年はそこで「都会からすごい頭のいい子がきた」という扱いを受けたため、自分は塾に通って勉強して東大に行くんだ、そして官僚になって国のために働くんだと小学2,3年生で思っていたそうです。ところが、開成中学→開成高校→東大文Ⅰの道をイメージしていた矢先、中学受験で開成に落ちてしまいます。秋元康は著書『天職』でこの時のことを以下のように語っています。
なんでこんなのがわかんないのって、僕が勉強を教えてあげてた同級生が受かって、自分が落ちた。四谷大塚の仲のいい仲間の中で僕だけ落ちたんだよね。そこで人生の理不尽を感じたの。【中略】努力は報われないこともあったなっていうのが、僕の中にあるんだよ。
-出典:『天職』/著:秋元 康・鈴木 おさむ /朝日新聞出版,2013年
乃木坂46の楽曲には「運命」「時間」「いのち」(ときには「恋心」)など、人間にはどうすることもできないものを受け入れる、あるいはそれに立ち向かう人の儚さと美しさを歌った曲が多いと感じます。その背景には秋元康の報われなかった過去があるのかもしれません。
AKB48誕生のきっかけは寿司屋。
何かを始めるとき、必ずそこに「ひょんなことから」が入っていると秋元康は言います。「ひょんなことから」ほど強いものはない。運命が選んでいるから、と。
さらに、著書『天職』ではこんな話が。。。
AKB48を作ったのも「ひょんなことから」。おすし屋さんで食事していたときに、「こんなことやったらおもしろくない?」って言ったら、「それやりましょうよ」と言われたのがきっかけ。
-出典:『天職』/著:秋元 康・鈴木 おさむ /朝日新聞出版,2013年
あの国民的アイドルがそんなノリで生まれたんかい!
どうやら、自分の好奇心をくすぐるものをひたすら深く掘って、それがどう転ぶかは運命にまかせるという自由だけど執着の無いスタンスが彼の成功の秘訣のようです。
とにかく「運命」っていう考え方が好きな乙女おじさん、それが秋元康。(笑)
おわりに
いかがでしたか?まだまだ脇に手を挟んでふんぞり返ってる肥えたメガネの人ってイメージですか?
僕は最初、放送作家という職業があることを知っていろいろ調べていました。恥ずかしながらその時に初めて秋元康が放送作家であることを知ったのです。今では「次は何を仕掛けてくるんだろ?」とか「研究生をいきなりセンターにするとか面白い!」などと楽しませてもらってます。(なので『吉本坂46』も『バレッタ』も好きです。)
吉本坂46 『今夜はええやん』Music Video / YOSHIMOTOZAKA46-Konyaha eeyan
1人で遊んでな。...バキュン
秋元康についてもっと知りたいという方、あるいは放送作家という職業に興味のある方は、ぜひ『天職』を読んでみてください。(アルコ&ピースとオジンオズボーンの話とかもあります。笑)
では、また明日。stay tuned!